素材紀行

北海道産の小麦にはおいしい未来がつまっています。

 

この2月まで、阿寒湖鶴雅リゾートの朝食には、北海道産の小麦100%で焼き上げたパンをご提供していました。「もちっとした食感、かむほどに甘味が感じられると、お客様にも好評でした。朝からたくさん食べられたと喜びの声もいただきました」と話す窪内料理長。北海道はもちろん全国一の小麦の産地ですが、これまでほとんどが麺類などの加工用として栽培されてきました。その一方で、食の安心・安全、そして地産地消に対する関心も高まり、品種改良と農家さんの栽培努力で、パンに向いた小麦が開発されたのです。「パン用小麦の代表格『春よ恋』や、超強力の『ゆめちから』などを使ったパンは、もっちりと焼き上がり、外国産の小麦粉にはない繊細な味わいも魅力なのだと思います。じっくりパンの美味しさ、小麦粉の美味しさを味わっていただきたいですね」と話します。北海道産小麦粉100%で作ったパンは、「パン・デ・パン」でも販売しています。バケットなどハード系、食事系のパンは、表面は香ばしく、中はふんわりモチモチの食感で、お土産に、自宅用にと観光で訪れた方も北海道産小麦のおいしさを実感しているようです。「パンそのものの美味しさに加え、北海道産食材と組み合わせたメニューも提案していきたいですね。北海道産の小麦にも中力、強力、超強力とさまざまな品種が生まれています。北海道の素材・食材の魅力を鶴雅のダイニングから発信していきます」鶴雅の美味しさは、北海道の美味しさ。じっくりほっくり、五感で味わってください。