名誉を訪ねて

有島記念館

有島記念館

羊蹄山のふもと、ニセコ町有島地区に静かに佇む「有島記念館」。有島家とニセコ町との関わり、武郎と父、そして彼が生み出した数々の作品に、ニセコ町がいく度も登場し、また『カインの末裔』や『生まれ出づる悩み』などもニセコが舞台となっています。 記念館には父・武が所有していた有島農場の歴史、武郎の生涯とその作品を紹介する展示室の他、有島作品はもちろん北海道やニセコに関する図書を読むことができるリーディングスペースが設けられており、時間を忘れてゆったりと鑑賞、体感できることでしょう。 また展望台からは羊蹄山を間近に眺めることができ、眼下に見える有島記念公園の緑の中で寛ぎの時間を過ごせます。 記念館周辺には、武郎の作品の舞台となった場所や有島家ゆかりの場所も多く、ニセコの歴史にふれながらの散策もおすすめです。

有島武郎

 

 

有島武郎

1878年3月4日、東京小石川水道町に生まれる。東北帝大農科大学で教鞭を執るかたわら、1910年「白樺」に同人として参加。『かんかん虫』『在る女のグリンプス』などを発表する。1916年、結核を病んでいた妻が死に、さらに父が亡くなったことから教鞭を辞し、本格的に文学生活に入る。『或る女』『カインの末裔』『生れ出づる悩み』などが代表作。

 

 

 

有島記念館イメージ

 

 

有島武郎著書

左:画家木田金次郎をモデルに、漁師の生活の中で芸術への情熱やみがたい青年を共感的に描き、作者の芸術観を具体化した作品。

右:獰猛な欲望と生命力に突き動かされる農夫、仁右衛門。人間に立ちはだかり圧倒する自然の猛威。羊蹄山のふもと北の大地を舞台に描かれた作品。

 

 

 

 

有島記念館

有島記念館

ニセコ町字有島57番地  TEL 0136-44-32450136-44-3245

http://www.town.niseko.lg.jp/goannai/arishima.html(有島記念館でも検索できます)開館時間/9:00〜17:00(入館は16:30まで)休館日/月曜(5月〜9月は無休)

※月曜が休日の場合は翌日休館、年末年始入館料 一般 500円/高校生 100円/中学生以下 無料