オホーツク圏・花紀行 一度は行ってみたい厳選スポット。

サロマ湖 ワッカ原生花園

聖水の湧き出る竜宮街道に
広がるフラワーロード

 アイヌの人々の言葉で「水」意味する「ワッカ原生花園」は、北海道で最大、日本でも3番目に大きな湖であるサロマ湖と、オホーツク海を隔てている細長い砂州の上に広がる、国内最大の海岸草原です。全20kmにも及ぶ「ワッカ原生花園」には、森や草原、砂丘、湿地などの豊かな生態系が広がるばかりでなく、春から秋にかけて300種以上もの草花が咲き乱れ、さまざまな野鳥が観察できる地域として、北海道遺産にも指定されています。6月から7月が、見頃です。

■問い合わせ:「サロマ湖ワッカネイチャーセンター」
■TEL:0152-54-3434

サロマ湖 ワッカ原生花園

東藻琴 芝桜公園

丘いちめんに広がる
ピンク色のカーペット

 東もことの藻琴山の斜面に広がる「東藻琴芝桜公園」では、5月上旬ともなると、小高い丘の斜面一面が、芝桜の鮮やかなピンク色に染まる有名な景勝地です。6月の上旬にかけて、満開になると10万平方メートルに及ぶ広大な斜面は、まるでピンクの絨毯を敷きつめたように、美しく彩られます。5月3日~6月上旬まで、さまざまなイベントが行われる「ノンキーランド芝桜まつり」が開催されるほか、園内にはゴーカートや釣堀池、キャンプ場などもあり、ファミリーで楽しめます。

■問い合わせ:「東藻琴芝桜公園管理公社」
■TEL:0152-66-3111

東藻琴 芝桜公園

かみゆうべつ チューリップ公園

色鮮やかに咲き誇る
120万本のチューリップ

 7ヘクタールにも及ぶ広大な公園内には「金太郎」や「桃太郎」、「かぐや姫」、「白雪姫」など童話の主人公の名前が付けられたものから、本場オランダから直輸入された珍しいものまで、120品種・120万本にも及ぶ色とりどりのチューリップが咲き誇っています。展望台を兼ねたオランダ風車型の管理棟が立つ風景は、まるで本場・オランダにいるかと錯覚させるほど。5月1日からおよそ1ヵ月間にわたって開催される「チューリップフェア」では多彩な催しが行われ、大勢の来場者で賑わいます。

■問い合わせ:「上湧別町観光協会」 
■TEL:01586-2-3600

上湧別 チューリップ公園

網走湖 ミズバショウ群落

早春の湖畔を彩る
可憐な白い花

 網走湖の湖岸、呼人地区から大空町(旧女満別)にかけ、約52ヘクタールもの面積に広がるミズバショウの群落は、国内最大級のものとして国の天然記念物に指定されています。毎年、雪どけの進んだ4月下旬頃から、可憐な白い花をつけるミズバショウを観察できるほか、呼人半島にある「呼人探鳥遊歩道」では、周辺の林で営巣するアオサギなど、豊かな自然の残る木々の間をのんびりと散策しながら、同時にバードウォッチングを楽しむこともできます。

■問い合わせ:「網走市観光協会」
■TEL:0152-44-5849

網走湖 ミズバショウの群落