定山渓のエゾエンゴサク

短い春を彩る「神の庭」のワイルドフラワー

札幌の奥座敷、定山渓にはまだまだ多くの自然が残っています。鶴雅グループ「森の謌」の庭にも雑木林があり、5月には北国の短い春を競うように彩る野の花に出会えます。中でも、エゾエンゴサクはカタクリと共に雪解け後の森で春を告げる花。わずか15cmと大きくはないですが、群生し森を一面美しい青色に染めます。その他にも、「森の謌」の森をエンレイソウ、ニリンソウ、スミレ、ヒトリシズカ、シラネアオイなど、可憐な花たちが彩ります。こうした野草の中には、開花までに数年から15年もかかるものがあります。1年のうちの短い春、わずか数日間の開花のために気の遠くなるような時間が必要なのです。春、かわいらしい花を咲かせてくれると何とも言えない嬉しさと感謝の思いがこみ上げますね。「森の謌」の周囲の森を散策しながら、足元の小さな花にぜひ気づいて下さい。「神の庭」と言われる所以を感じていただけるでしょう。

 

鶴雅グループ 常務取締役

黒滝 博

 

 

 

 

 



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