阿寒湖にいよいよ遊覧船が運航します。4月中旬を過ぎても氷に閉ざされた阿寒湖の、春の風物詩といえば
湖水の砕氷です。砕氷して湖が開けた航路を運行する「砕氷帯観光遊覧」が期間限定で行われ、
その後はいよいよ「湖水開き」。春ならではの水上散歩を楽しんでみましょう。
「砕氷帯観光遊覧」は4月21日から約1週間。
阿寒湖は日本で唯一、砕氷帯の観光遊覧ができる湖です。すでに砕氷している航路を運行するのですが、それでも厚さ40センチもの氷片の中を進むと船底が氷にぶつかる音や軽い衝撃を実感できます。氷と氷がぶつかる様子も迫力満点で、運が良ければ、砕氷していない場所をエゾシカの群れが横断する場面に出会えるかも…。こんなチャンスも砕氷シーズンならではの楽しみです。
今年の「砕氷帯観光遊覧」は増便され、朝8時から夕方5時まで全5便が運行します。
「湖水開き」は4月29日予定。
砕氷帯観光遊覧によって航路が広がると、いよいよ「湖水開き」です。今年の「湖水開き」は4月29日の予定で、チュウルイ島を往復するルート。そして5月1日からは定期便が運行を開始します。チュウルイ島の「マリモ展示観察センター」や、阿寒湖の景勝地「滝口」をめぐる遊覧船一周は航路約18キロで所要時間は約85分。
高速船(要予約)も同じく5月1日から運行します。5月末頃には雄阿寒大崎でエゾムラサキツツジの花が見られます。春めいて鮮やかに色づく阿寒湖の景勝が楽しみです。
阿寒観光汽船(株)
羽賀 栄治さん
「船長さんのお話も面白いですよ。ぜひお楽しみに」
阿寒観光汽船(株)
阿寒湖温泉1丁目5-20
TEL:0154-67-2511