見渡す限りの白銀の世界は、ときに厳しくも、美しく、幻想的。北海道の冬には当たり前の雪景色ですが、見方を変えると、面白いものが見えてきます。長年、北海道の雪を専門に研究してきた科学者が「雪は、天から送られてきた手紙」と表現したのも、そのひとつ。つまり、雪の結晶一つひとつが高空の大気の状態を表しているからなのですね。今年の冬、身近に降る雪のこと、すこし科学の眼で観察してみませんか?
同じ北海道でも、
ところによって 雪の結晶は違うって!?
北海道では普通に見られる白銀の世界の雪は、日本海側に降る雪とオホーツク海や大平洋側に降る雪とは違う性質を持っていること、ご存じでしたか? というのも、日本海側の雪は、側の雪は、シベリア寒気団が南下して大雪山系に阻まれて大気中の水分が結晶化して雪になります。反対にオホーツク海側は低気圧が張り出してきて大気中の水分が結晶化して雪になります。
つまり、北海道の西側に降る雪は、高空で結晶化するために地表に降りてくるまでに時間がかかり、その分、結晶としても大きく育ったものが多く、結晶面が輝いているきれいな雪と言います。逆に東北海道に降る雪は、豊富な湿り気の中で、比較的低空から降ってくるために滞空時間が短いせいで未発達ながら、無垢の六角板や角柱などの結晶が多いとのこと。
雪にはまだまだ解明されていない
ミステリーがある!?
北海道では普通に見られる白銀の世界の雪は、日本海側に降る雪とオホーツク海や大平洋側に降る雪とは違う性質を持っていること、ご存じでしたか? というのも、日本海側の雪は、側の雪は、シベリア寒気団が南下して大雪山系に阻まれて大気中の水分が結晶化して雪になります。反対にオホーツク海側は低気圧が張り出してきて大気中の水分が結晶化して雪になります。
つまり、北海道の西側に降る雪は、高空で結晶化するために地表に降りてくるまでに時間がかかり、その分、結晶としても大きく育ったものが多く、結晶面が輝いているきれいな雪と言います。逆に東北海道に降る雪は、豊富な湿り気の中で、比較的低空から降ってくるために滞空時間が短いせいで未発達ながら、無垢の六角板や角柱などの結晶が多いとのこと。
photo by:www.snow.crystals.com