火の傍らで舞う「アイヌ古式舞踊」が、「ユネスコ世界無形文化遺産」の登録提案に。

「ユネスコ世界無形文化遺産」とは、ユネスコ(国際連合教育科学文化機関)によって、世界的に価値が高いと認められる無形の文化財で、日本ではこれまでに、「能楽」や「人間浄瑠璃文楽」、「歌舞伎」が提案されています。そして今年7月30日、日本の文化庁は、来年作成する世界無形文化遺産のリストに、新たに14件の登録を提案すると発表しました。
そしてその14件には、北海道の「アイヌ古式舞踊」も含まれています。「雅楽」や「京都祇園祭の山鉾(やまほこ)行事」などとともに提案される、「アイヌ古式舞踊」。今年6月には、アイヌ民族を先住民族として認める国会が行われたこともあり、アイヌ民族とその文化・芸術に対する評価は高まりつつあります。